FIRAPYは糖尿病マウスに於いて、PLZF調整による細胞の自食作用を介して、血管内皮細胞を終末糖化生成物の誘導に起きた損傷から保護する
By Firapy Club • 06 Mar, 2019
Far-infrared protects vascular endothelial cells from advanced glycation end products-induced injury via PLZF-mediated autophagy in diabetic mice
Cheng-Hsien Chen, Tso-Hsiao Chen, Mei-Yi Wu, Tz-Chong Chou, Jia-Rung Chen, Meng-Jun Wei, San-Liang Lee6, Li-Yu Hong, Cai-Mei Zheng, I-Jen Chiu, Yuh-Feng Lin, Ching-Min Hsu & Yung-Ho Hsu
本研究結果は2017年1月10日に付き、SCITIFIC REPORTSにて発表されました。
概要
終末糖化産物(AGEs)は糖尿病患者の体内に蓄積され、血管内皮への損傷に繋がる。
本実験は細胞及び動物実験を実施して、ALZFを活化した後に、AGEsによって誘発された内皮細胞の損傷に対するFIRAPYのALZF活化効果を調べた。
FIRAPY治療により、糖尿病に起因する血管内皮細胞の炎症マークが減少すると同時に血管内皮機能も改善される。これらはFIRAPY治療の効果であり、PLZF欠損のマウスでは見られない現象である
PLZF (Promyelocytic leukemia Zinc-Finger)、はタンパク質で核転写因子の一種、癌の抑制と関わっている。メインな生理機能は血球幹細胞及び精原幹細胞を含む幹細胞の維持であると同時に、血球新生及び精細胞の形成において重要な役割を担っている。
結論
結果によると、FIR照射は糖尿病マウスの血管内皮細胞にあるPLZFを活化性し、細胞質から核に移動させることによって内皮細胞の自食作用を促進し、内皮細胞にあるAGEsを分解して、血清にあるAGEsの量を減少させて、AGEsに起因する内皮細胞の損傷を減らせる。
医師コメント
内容は、遠赤外線療法が血清の糖化最終産物の減少を促し、血管内膜を保護するというものである。動物実験ではあるが、もしその作用が人体にも作用されれば、効果の程度は、未知ではあるが血管障害の予防が示唆される。
寺部雄太(医療法人徳洲会東京西徳洲会病院形成外科部長)
※ AGEs, Advanced Glycation End-products
糖化産物又は終末糖化生成物と称した物は生体代謝過程による産出されたものである。生体除去能力であるAGEsの機能は加齢することによって老化していく。過剰なAGEsの累積は細胞構造及び機能を変化させ、酸化ストレス及び炎症を増加させて慢性疾患になる。
AGEは糖尿病性腎症、網膜症、神経障害、動脈粥状硬化等の糖尿病合併症と密接に関連する
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